3歳の長女に好きな男の子ができた
姉さん、事件です。
我が家のアンパンマン狂で食べ物への執着が激しい内弁慶な暴君であるところの3歳の長女に好きな男の子ができました。
風呂でのこと。
長女「ママはアナ雪で誰が好きー?」
私「えーオラフかなー(適当)」
長女「長女ちゃんはねー、アナとエルサが好きー」
私「へー(適当)」
長女「長女ちゃん、本田健人(仮)くんが好きー」
私「えっ、(保育園同じクラスの)本田健人(仮)くん?」
長女「ふひ」
それ以降はいつものアホな長女の会話が始まったけれど、こっちは気が気じゃない。あんまり詮索するのも厭らしいし、そもそも3歳なんて奔放な会話をするもので…
でも、長女が家族と先生、食べ物とアンパンマン以外で好きなんて言い出したのは初めて! 現実の、同じクラスの男の子なんて初めて!
風呂の後長女を寝かせた夫に、さっそく報告です。
夫「えっ…(絶句)」
世界の終わりを見た顔でした。
夫「本田健人(仮)って誰? ほんとに長女ちゃんが言ったの? えっ?」
割と本気の動揺でした。夫は物事に冷静に対処できる理系なので、こんなに動揺したのを見たのはひょっとしたら初めてかもしれません。なにしろ夫と長女はちょう仲良し。毎日「パパ好きー♡ ラブラブー♡」「パパと遊びたかったー(泣く)」とか言うし、夫も休日の公園遊びに二時間全力で付き合うほどの手のかけっぷりです。
あまりに動揺して、風呂に入るところだったのに「明日でいいや…」と横になってスプラトゥーン2を始めた夫。哀愁。
しかし嫉妬、という類のものではないのです。パパと結婚するって言ったのにー! 的なものではなく(ちなみにこのセリフはまだ言われてはいない)、長女には長女の世界ができつつあるんだなぁ、長女にもいろんな感情がでてきて、「私たちの娘」から「人」になりつつあるんだなぁ、という感慨が大きいのです。
私も思いのほか動揺しました。動揺した自分にもびっくりしました。「ホラーマンが好きー」「今日いちばん楽しかったのは〜、◯◯ちゃんと遊んだ」ではない文脈が出てきて、ずっとアホの化身みたいだった長女に「ないしょだけど、ママにはちょっと言っちゃいたいこと」欄ができたんだなーと、動揺した後に、きゅんとして、じんとして、万感の思いです。こんな感情、初めてだぜ。子育てってのは、初めてばっかだな。長女はすごいな。育ってるな。まあほんとに本田健人(仮)くんが好きかはわからないけどな。
明らかにスプラトゥーン2に集中できていない夫がポツリと言いました。
夫「『本田健人(仮)のこと好きー』のあとに『でもパパのこと好きー♡』が続くのかなーと思ったんよ」
重症。