上手い“没頭”の作り方
東京に雪が降ったあたりから、メンタルが絶不調でして。なんだかどうもうまくコントロールできないというか、機嫌をとれないというか。したいことがある、したい気持ちもある、でもなんか一歩踏み出せない。そうして足踏みしている間、激しい焦燥感が募ります。焦る気持ち、不安な気持ち、自分を否定する気持ち。もやもやもや〜っと広がっていきます。
だったらやればいいのに! まず動いてみたらそこから変わるよ! ってよく言われますけども、なんかもう動けないのですわ。動ける時もあるけど、それは軽症のとき。中症のときはやったら疲れてさらに動けなくなって焦燥感という負の無限ループ。重症のときはもう物体。
一回メンタルやった後遺症です。気分の浮き沈みに敏感で、人一倍自分の機嫌に気を遣わないといけない。他の病気と一緒です。患部が脳だっていうのが結構めんどくさい。
気分が沈んだ時もなぜか頭はフル回転というか、思考は止まらない。患部(脳)がうずくんです。ぐるぐるぐるぐる…。考えても考えても動けないから何も変わらないので、思考だけが一人歩き。うるさいなぁ、もう何も考えずに寝てしまいたい…けどそういう時って冴えちゃって眠れない。それを繰り返していると、時々研ぎ澄まされすぎて、思わぬ真理に辿り着いたりします。そうかー! って。だから悪い面ばかりでもないのです。真理に出会うと人生が豊かになるというか、そうした気づきで年々いい感じの自分になっていっているので。
最近気づいたのは、「没頭する時間が欲しい」ということ。次女はおとなしいしよく寝る子なので、長女が保育園に行ったあとは結構自分の時間があるけど、いざ始めると構えコールがくるので、集中できない。やってる最中も、いつスイッチが入るのかとドキドキして気もそぞろ。「仕事したいなー」って思うけど、これってなんでもいいから没頭したいってことなんです。子どもから一時離れて、邪魔されない場所で集中してやり遂げた感をもってして、また子どもに集中したい。
もうすぐ仕事始まるから…と、せっかくの育休を無為にやり過ごしちゃってるのがほんとにもったいない。子どもスイッチを持ってる人はどうやって没頭してるんだろう、没頭できないことに納得してるんだろう。子どもに没頭してるのかな。子どもに没頭すればいいのかな。
でもね、私は私が、やりたいことをしたい。母親なのにね、母親だけどね、人間だからね。
- お坊さんに聞いた、私の育児が辛い理由
- 我が家が投資をしない理由(前編)
- チョコは世界を救わない
- 誰かを好きでいるために、自分がご機嫌である大切さ
- 大掃除の不用品処分に!カウマエニークでPS4とブランド服を売ってみたレポ
平日7:30にちいさなコラムをお届けしてます。
天声人語の代わりにどうぞ。