機嫌の取りかた

自分の機嫌を取ることで世界を維持する。8歳と5歳の娘と夫と、東京の端で暮らす。

きのうの記憶、きょうの猫、あしたの翼

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私猫アレルギーでして、密室で猫と一緒にいると花粉症のひどい状態のようになって、触った手で粘膜(目や鼻)に接触しようものなら、お岩さんみたいにただれます。今週のお題「ねこ」。

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長女は犬より猫が好きだそうです。あの、触りたいけど触れない感じがたまらないらしいく、大声で追いかけ回すのですが、逆効果ってこのことだなとしみじみします。しかし彼女に猫アレルギーが遺伝していないか心配です。まだ接触してないのでわからないのですが、鼻炎は引き継いでるので可能性は高いですね。

他にも私には苦手なものが2つあります。臭いのきつい肉と豆苗です。

臭いのきつい肉というのは、種類問わずのレバー、ホルモン、ラムのほか、血がしたたるような牛肉で、早い話がスーパーのメインになっている、鶏と豚の肉部分以外は無理です。鴨はいけるけど鳩は無理。ジビエ類は最初から手もつけません。高い金出して臭い肉食べるなら、安い焼き鳥か焼き豚が食べたい。

こういった類の肉が好きな人の「本当においしい◯◯食べたら変わるって! おいしいって!」に何度騙されたことか。でも長所短所が表裏一体なように、私が嫌いな「臭い部分」「肉食ってる感」が、好きな人にはたまらんらしいですね。

唯一「これはいける!」と思った臓物は、イタリア・フィレンツェの有名レストランのレセプションに「リザーブしてないの? 入れるはずないでしょ?」と鼻で笑われれ、とぼとぼと入った隣の臓物専門レストランが出してくれた料理で、なぜだかどれもこれも臭くなく、新しく体験する味や食感に感動しきり。下手くそなイタリア語でおいしい! というと、シャイなボーイがくしゃっと笑ってくれたのを思い出します。日本であれを食べられないのはなんでだろう? 新鮮さかな? 下処理かな?

あと苦手なもの、豆苗。一言でまとめると野生感。あの野生感が苦手です。一回切るじゃないですか、もう一回生えてきた時の生命の力強さが怖くて。苦手というかもはや畏怖の存在。一回目に比べてボサボサに生えてくるのも怖い。あまりに怖くて、二回目は収穫せずにバイバイしました。それ以来買ってないのは、調理の仕方もよくわからないせいもあります。

たぶん獲れたて野菜とか、目の前で生きてるさばく魚とかも苦手なんです。生命力を目の当たりにすると、わーって引いちゃう。スーパーでぐったりした野菜とか、切り身になった魚でお願いしたい。というとこれだから都会モンはとか、現代っ子(33歳だぉ!)はとか言われるけど、いや、もう、それでいいです。だって怖い。

そんな話を夫にしたら、「原始的なものが苦手なんじゃない?」と言われ、確かにそうだなと思い出しました。私死ぬほど(言葉の綾ではなく、マジで)授乳が嫌いで、自分が動物になっているような、人間というより生き物になっているようなそんな感覚が恐ろしくて恐ろしくて。他人はどうでもいいです、自分が授乳してることに耐えられなくてミルクにしました。

他にも、人として尊重されていない気がするととても不快です。一定水準に達してないと耐えられないというか。夫には「大変だね」と言われましたが、血がしたたる肉が好きな夫は原始的かね? と聞いたら「ほら、夫はニュータイプだから」と言われて、ハッと気づいてテレビをつけてTOKYO MXで2/27から始まる「ガンダムW」再放送の録画予約をしました。あー、コナンくんとしんちゃんのコラボ楽しみー! 終わり。