機嫌の取りかた

自分の機嫌を取ることで世界を維持する。8歳と5歳の娘と夫と、東京の端で暮らす。

長女のすごいとこ

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長女は食い意地がすごい。食べ物を前にすると目の色が変わるし、吸い込むように食べるし、もっともっともっともっと! 産まれた時から成長曲線の上部をひた走り、そろそろ超えるところです。最近は特にぷにぷにしてきました。ズボンがずり下がって尻が見えます。本当に私によく似たものです。

保育園の親子遠足でのこと、朝弁当を作るところを見た長女は、目的地につくまで、そしてついてからもひたすらに「ねぇ、お弁当まだ?」と言い続けました。そして待望のお弁当タイム。おにぎり・唐揚げ・だし巻き卵・野菜。まずは大好物の炭水化物をかき込み、唐揚げをもぐもぐ。そして一言「唐揚げの皮だけ食べたい」。DEBUサラブレット発言です。

離乳食開始時から食べ残すことはなく、連絡帳の給食欄には「おかわりしました。全量×3回」、毎晩小食なOL程度の量を瞬殺、その後「デザートはー?」。

長女にはせめて運動部に入って、運動が苦にならない子になって欲しい…なにしろ「食べたい!」思いって、本当に制御しづらいんですよ。自分でそうだから分かる、分かるけど解決法が分からないから、「我慢して」くらいしか言うことができない。ど、どうすればいいんだろうね、ほんと。「食べてもいいから運動して(私はしないけど)」くらいしか浮かばない。

私も小さい頃から「気持ちいいくらいよく食べる」「もっと食べな」「おいしそうに食べるなぁ」と言われてすくすくと横に育ってきました。出されたものはすべて食べないといけない気がする、好きなものはお腹いっぱいでも食べたい、好きなものはより多く食べたい。身長が10cm違う夫に「俺と同じくらい食べてる…」「え、アイス半分ずつって言ったのに、6割以上食べてない?」「もはや卑しい」と言われる始末。

そんな私と長女の大きな違いは、「『好き』を分けられる」です。
私は夫評の通り卑しいので、好きなものは独占したい。食べられるだけ食べたい。誰かにあげるなんてもってのほか!! あげるなら一口、そしてお前の一口もよこせ(本当に卑しい…)。
でも長女はね、「これおいしい、食べたら美味しかったから、半分あげる」なんですよ。ずっと卑しい道を通ってきた私はこの行動に本当にびっくりしてしまって。まぁ半分といっても半分ではないんですよ。クッキー割ったら大きい方が長女、小さい方が私。でも私は割ることすら思いつかずに全部食べちゃうのに、長女は割る。「お前、いいやつだな…」と、自分の子どもだとかそういうの通り越して、人間として尊敬してしまいました。自然に「『好き』を分けられる」あなたを、心から素敵だと思うよ。あなたの周りに、もっともっと、「『好き』を分けられる」人が広がりますように。

私はそんなあなたが笑顔になるように、「ありがとう、でも長女ちゃんが食べな」と言います。あなたの出会う前の私は、たぶんそんなこと言わずにもらっちゃう人だったな。満面の笑みで「半分」のクッキーを頬張るあなた。ありがとう。

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