機嫌の取りかた

自分の機嫌を取ることで世界を維持する。8歳と5歳の娘と夫と、東京の端で暮らす。

もう1つの「働く軸」を転職イベントで見つける

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転職イベントに行ったら、育休中転職の方向性がぼんやり見えてきた話。

先日「「好きだから仕事ができる」を「働く軸」にはできなかった話」を前後編で書きました。

fumisiobox.hatenablog.jp

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この前後編の間に「転職イベント」というものに行ってきました。
私クリエイター就職だったもので、合同説明会というもの自体が初めてで、あまりにニギニギした場所なので戸惑ったんですけど、「働く軸」を改めて確認できる場になりました。
結局、やってきたことで勝負するしかなさそうです。ただ、「働く軸の比率」を考えるようになりました。

転職イベントでは得たいものを確認してから

行ったのは「正社員で長く働きたい女性のための転職サイト」を謳う「女の転職@type」の転職イベント。女性・正社員・(おそらく)好条件を提示してくれる会社が約70社渋谷ヒカリエに集まっていました。

業種職種も多種多様ですが、あくまで「女性のための」というくくりで女性を積極採用したい企業が参加している(はず)なので偏りはありました。保険・美容・アパレル・飲食・IT。あと人材派遣サービス(事務)の登録説明会になっているようなブースもありました。

早めに気付いたのは、目的を持たないと時間の浪費になってしまうぞ、ということでした。
なにしろ相手は本気です。出展料の元を取るくらい人を集め、面接に繋げなければいけない仕事です。「転職したい」以外の目的を持たずに歩いて、話しかけられたら立ち止まってブースで話を聞く、を繰り返していたらこっちの時間と体力ばかり取られ、どんなにあっても足りません。

  • 事前に出展企業をくまなくチェックして、まわるブースを決める(面接直結型)
  • 何度か周って雰囲気を掴み、まわるブースを決める(ハイブリッド型)
  • 市場調査として、幅広いブースをまわる(情報収集型)

あたりでしょうか。なんかコミケみたい。
事前チェックはしてなかったし、体力的に幅広いブースをまわるのは無理だなと直感したので、ハイブリッド型で行きます。
「企業絞り込み検索コーナー」で保育園のお迎えに間に合う=時短もできる・土日祝休みな企業をプリントアウトして、遠目にブースを見ます。

主催者側が提供しているブースの応募職種が見辛い! 色と大きさのせいで遠くからの視認性が著しく悪いよ! 何をやってるのか、ブースを見るだけでわかるのはわずか。ここは各企業の力量なんだろうけど、主催者側の看板もいかがなものか。
あとパンフレットで各企業の募集状況や概要が見られたらいいのに。場所と時間と給与と簡単な業務内容くらい載せて欲しいところ。せめて求人へのQRコードくらい載ってればなー。

そんな不満をぶつぶつ言いながら、訪問を6社に絞りました。(結局話を聞いたのは4社でした)

必要なのはあの人で、あなたではない。でも、あなたがいい場所もきっとある。

約70ブースもあると引く手数多で仕事はたくさんあるように見えるけど、条件で絞って、いざブースで話を聞くと、この条件下で必要なのはあの人で、あなたではないんだよ、というのをまざまざ見せつけられているようでした。
デザイナー廃業も目の前にあったので、営業、広報(経験者採用のため門前払い)にも声をかけてみましたが、いざ「営業」を目の前にすると、その人が何年、十何年で積み上げてきたものが透けて見え、それは「未経験可!」という言葉で得られるものではないと痛感しました。

じゃあ同時に、積み上げてきたデザインその他のスキルを持った私自身も、どこかで必要とされ、価値があるものなのでは?
「無理なく生活できる」という「働く軸」にだけ縛られなくても、このイベントに出展していたり、転職サイトに求人を出している会社かはわからないけど、「あなたがいい」場所はどこかにはあるかもしれないなと感じた、転職イベントでした。
「得たいものを確認してから」なんて書きましたが、案外目的以外のものが見つかるもんですよね。

「働く軸」に「好き」があっていい

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数社だけど様々な業種のブースを見ましたが、興味のないものには本当に興味が持てませんでした。
もうこれは、甘いと言われればそうなのです。目の前にある仕事をありがたく頂戴して、なにがあってもやり通していく覚悟を持つべきなのかもしれません。生活するってそういうことなんだ、という人もいるでしょう。
が、「あー、無理だなー」ってヒカリエからごみ箱のような渋谷を見下ろして思いました。

「惜しい! 人たちに光を当てたい」
「情報を整理してグラフィック的に分かりやすく多くの人に提示したい」
好きなこと、やりたいこと、どうしても捨てられないなって痛感しました。
ただ、そこだけを原動力には働けない。
「無理のない生活」をしながら、「好き」なことをする。
全部は取れないのはわかっています。できる限り。
保育園のお迎えに間に合う…となると、目をつぶるのは給与かな? 雇用体系かな?
でも「働く軸」の「無理なく生活ができる」に、改めて「好き」が戻ってきました。
戻しても、いいんです。

まとめに代えて〜転職イベントの成果

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面接1件取り付けてきました。
あと受けてみようかなという企業1件が、来年半ばあたりまで募集していることを確認。
デザイナー職・ディレクター職です。

募集条件が見辛いことも含め、転職イベントはリアルWantedlyって感じです。
社員の生の声を直接聞けることは有用ですが、こういっちゃなんだけど当たり外れもあるし、私のように細かく条件が決まっているとしたら転職サイトで探して応募していくのがいいのでは。
なにしろ面接はどこの企業もだいたい2回以上ありますから、1回目で会社の雰囲気を把握したり、相手側がこちらの条件をどの程度汲んでくれるのかニギニギしたりした上で進むこともできるし、なんだったら書類選考の前に見学や座談会をお願いしてもいいわけだし。もっと気軽に転職を考えてもいいかも。
クリエイター職だからかな? でも思ってるよりずっと、転職って飛び方次第で自由にできるかもしれません。

ひとまず転職イベントはこの1回でいいかな!
さて、どこに行こう!

次回は9/29(金)に更新予定です。

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