機嫌の取りかた

自分の機嫌を取ることで世界を維持する。8歳と5歳の娘と夫と、東京の端で暮らす。

24時間入院付き添いが辛い! しんどさを解消するたった1つの方法

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次女入院付き添いも2週間が過ぎてプロの域…。嘘、そうとう持て余してます。先週に至っては限界がきて次女の主治医に噛みつき、要注意人物認定される始末。入院付き添いとは、なぜこんなにもしんどいんでしょうか。

そもそも24時間付き添いは必要ないはずである…

次女の病気は24時間入院付き添いを求められます。もう何度となく(本当に何度か忘れてしまった…)24時間入院付き添いをしていますが、辛くなって自分の主治医に慰めにもらいに行くたび「24時間看護体制敷いてるのに、24時間入院付き添いを頼むのはそもそもおかしい」と指摘されます。そうなんです、何かで決まっているんですが、病院側は24時間入院付き添いを強制はできないんですよ。だから最初の入院付き添い誓約書に「私が心配で付き添います」と書かされる。おかしい、おかしいぞ…。

でも病気の我が子を前に、その命を託す医者に「してください」と言われたことはなかなかNoと言えない…特に育休中の身としては仕事の都合とかどうにかなってしまうので断りにくい。…ぐぬぅ。

入院付き添いのタイムスケジュール

  • 6時台 起床するが、簡易ベッドのため夜中からちょくちょく目が覚めている中で朝っぽい時間なので起床とする。次女は6〜7時に起床。
  • 7時 朝の検温等。次女着替え。
  • 7時半 次女朝食・投薬。
  • 8時 自分の朝食。付き添い食がないので、だいたいコンビニのパンスタート。食べてると、次女が完食したか・薬を飲めたかチェック及び朝の回診がくる。
  • 8時半 身支度、洗濯。洗濯代が地味に痛いが、長期戦なので割り切る。
  • 9時 なんとなく一息。洗濯を乾燥機に移す。
  • 10時 次女メインの投薬治療。一瞬で終わる。次女10時おやつ。乾燥機をもう一度かけに行く。
  • 10〜12時 ある時は午前の検査。検査のために寝かせたりするミッション等。ない時は次女とゴロゴロしたり、一息ついたり。医師・看護師・掃除の出入りがある。洗濯物をたたむ。
  • 12時 次女昼食・投薬。
  • 12時半 自分の昼食。食べてると、次女が完食したか・薬を飲めたかチェックがくる。自分の昼食を待てばいいのに待てない。
  • 13〜15時 ある時は午後の検査。ない時は次女とゴロゴロしたり、一息ついたり。医師・看護師・掃除の出入りがある。
  • 15時 次女風呂。まだ沐浴。出たら3時おやつ。
  • 16時 夕方の回診。なぜかだいたい弛緩しきった時にくる。夕方の検温等。
  • 16〜18時 次女とゴロゴロしたり、一息ついたり。看護師やAmazonを受け取った警備員の出入りがある。
  • 18時 次女夕飯・投薬。
  • 18時半 自分の昼食。食べてると、次女が完食したか・薬を飲めたかチェックがくる。
  • 19時半 自分のシャワー。最終時間帯を狙って、5号室の人と熾烈な争い(先着順予約)を日々繰り広げている。
  • 20〜22時半 一息つく。次女自動的に就寝。
  • 23時 簡易ベッドで就寝。寝心地の悪さと看護師の作業音に夜中何度も目を覚ます。

入院付き添いが辛い5つの理由

病児が一緒である

今は比較的安定しているけど、やはり病児。投薬、検査、モニター管理(引っこ抜く)、そして気疲れや悲観などで心身が忙しい…。

次女は治療中薬の影響でちょう不機嫌になります。ゴロゴロといいつつ泣かれ殴られ蹴られしているのでHPは削られますが、何より辛いのは次女自身ですから…でも不機嫌辛い…。

移動の自由がない

感染が心配されるので個室です。なのでプライバシーや隣の人にギリギリすることはないけど、なにせ小さな部屋にずっと閉じこもっている、しかもその唯一の場所が自由が効く自分の家でないというのは相当なストレスです。

談話室と個室に冷蔵庫があるのですが、よく飲むお茶を談話室の冷蔵庫に入れて、わざわざ移動して取りに行っています。そうでもしないとじーっと個室にいることになってしまうんです。

それに病院には自分の子(個室に軟禁)を看病しに来ているので、基本的に外出はできません。せいぜい病院の売店や病院回りのコンビニ程度。それでも外出時にはものっすごい爽快感なので、よほどのストレスなのでしょう…。

医師・看護師・掃除…不意に訪問される

個室なのにプライベートはない。なにせ治療中なので、いつでも治療できる状態になってなきゃいけない。だから人の出入りが常にあります。それも不意。だいたい緩みきった時にくるのはなぜ。

すべてがあちらのペースなので、言うなれば電話をかけられたはあちゅう状態ですよね。たぶんはあちゅうも緩みきってるんだと思うよ。

くだらないコミュニケーションがとれない

というどうでもいいことを誰にも喋れない! 星野源も言ったじゃない、くだらないの中に愛がって…! 愛が! 足りない!

夫も母もがんばって時間を見つけて来てくれはするんですけど、その時の会話も結局不意の訪問に備えての会話だし、時間制限のある中狭い個室で向き合って、「さぁ喋れ!」って、自然なコミュニケーションではないですよね。

入院付き添い同士でどうにかコミュニケーション取れないかと思ったのですが、案外皆さん数日で退院して行かれますね。良いことです。長期入院の方はね、だいたいDr.指示で個室ですよね。私もです。

タスクが異様に少ない

スケジュールを見てお気付きですか。案外…暇なんですよ。一息つきまくりじゃないですか。普通だったらここに家事やら買い物やら保育園送迎やらが入ってくるのですが、それ全部やらなくていいから、案外…暇…。検査も週3回、午前午後どちらかでしょうか。それもやっぱり基本立ち会いなので暇…。。確実なタスクはご飯をあげること・食べることです。

入院付き添いは思考が止まらない、まとまらない…それは運動が伴わないからだ

なのでね、ずーっと何しているかというと、「考える」に集約されてます。勉強したり、ウラウドソーシングに応募したり、ブログ書いたり、読書したり、新しい会社のこと、趣味のクラフトのこと…考えたりするくらいしかできないんですね。考え出すと、あれも、これも、って止まらなくなるんだけど、ずーっとそれしかしてないと、疲れてきます。

あーもう何も考えたくない! と思っても息抜きができない。なにせタスクがないし気晴らしにでかけることも話すこともできないから。そこに病児とのプレッシャー、犯されるプライベート空間。だから考える。考えると疲れる。でも他にやることがない。つつ、疲れたーー。

やることがないわけじゃない。この機会だからゆっくり写真整理したり、夫からの頼まれごとをしたりね。でも基本座って考えて…ってことばかり。

そうなんです、入院付き添いって身体を動かすタスクがとっても少ないんです。家事や送迎で移動したり、動いたり、そうしてる間って本当に何も考えてないわけじゃないけど、「作業」に集中して、「考える」が停止してる。それが極端に削がれて、思考くらいしかアウトプットする場所がなくなると、思考がカチンコチンになっちゃう。でも止まらない、ずーっとそうしちゃう、まとまらない…のループ。つらい!

なのでね、運動、します。広くない個室で不意の訪問に備えながらできることってラジオ体操くらいなんですけど、それでも動かないよりマシ! 動いて動いて、思考を止めるのだ! 全国の24時間入院付き添いのみなさま、一緒にラジオ体操しましょう!

まとめ

ゆっくり考え事できるなんて羨まし〜って環境かもしれませんが、やっぱり人間、極端はいけない。残り2週間ちょいの24時間入院付き添い、ラジオ体操しながら乗り切ります。